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末期日記新装版
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「…上越」
「なに?言う気になった?」
「嘘でも嫌いなんて口にしない」
だから、好きだ。
「…今日、エイプリルフールだって知ってていってんの?」
「あくまで嘘をついてもいい日であって、本当の事をいっていけない日なわけじゃない」
「でも、それが嘘かもしれないじゃない」
「いうと思った、なら」
時計を見てみるんだな。
「え?」
「今、0時5分」
世間では4月2日と呼ぶ日だな
「な…」
「好きだ上越」
好きだ好きだ俺はお前が…
「そんな安売りの叩き売りみたいに言われて信じられるもんか」
もしかしたら、あの時計、5分進んでるかもしれないし
「そんなに言葉が信じられないか?」
なら…
「うわっ!」
なにすんだよ!
「嘘になる言葉なんかもういらん」

後は態度で示してやろう。



こうやって筆頭はまた無口になるのです。
だれ?むっつりって言ったのは。
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「それでJr.まだ戻ってこないのかよ」
「そうだね、さっき山陽上官が医務室にかけこんでいったそうだから、今日は無理じゃない?」
「うわぁ、おっかねぇ、わざわざ怒りに行ったのかな」
気の毒だなぁ、Jr.
「…そうだね」
ところで高崎。
「あん?」
「嫌い嫌い嫌い」
僕は君が大ッキライ。
「うつ…「て、言ったら信じる?それとも…」
今日はエイプリルフールだから嘘だって思う?
「嘘って…」
う、わ…
「高崎?顔赤いけど」
「う、うっせえよ!」
そんなのどっちだっていいだろうが!
「どっちでも?」
「そ、そうだよ!嘘でもホントでもどっちだっていいよ!」
だってお前はお前なんだから!
「は?」
「だから、お前が俺を好きでも嫌いでも俺の相棒がお前って事は変わらねぇんだから!だから、ええと…ああもう!訳わかんなくなった!」
「高崎、君って奴は…」
「な、なんだよ!どうせ馬鹿だって言いたいんだろう!いいんだよ!俺が馬鹿でもその分お前が考えるてくれるんだから!」
「ホント、僕は君のそういうところが」
大っ嫌いだよ、高崎。
1
「銀座!」
好き好き好き好き好き好き「だーい好きだぞ!」
「ありがとう、丸の内」
僕も君が大好きだよ。
「わーい俺達両想いだな!」
「そうだねぇ」
「銀座銀座、今日ってエイプリルフールじゃ…」
「そうだね、でも丸の内だから」
「そっか、丸の内が銀座に嘘つけるわけないもんな!」
「僕はつけるけどね」
「「え?」」



2
「あのさぁ、池袋今日はエイプリルフールなんだけど」
「ああ、そうらしいな…」
「それでそのぅ、俺お前の事…」
きら…
「この時期になるといつも思う」
世の中の全てが嘘になるというなら
「会長がいらっしゃらない現実をこそ嘘にしてくれればいいのにと…おい!」
「…お前の会長さんは神様になったんだろう?」
神様になってお前達を見守ってくれてるんだろう?
「…そんな本当の事を言ってどうする」
今日はエイプリルフールなのだろう。
「うん、そうだね」
「バカモノが、それよりこの腕を外せ」
業務中だ。
「うん、でも、もうちょっと」
もうちょっとだけこのままで。
「馬鹿が…」
「なあ、池袋」
桜が綺麗だなぁ。



3
「おーい、副都心!」
「なんですか?新宿さん」
「好き好きだーい好きv…ってなんだよその顔はー」喜べよ。
「今日がエイプリルフールって知ってて喜べるわけないでしょ」
「なんだよー嘘でもいいから好きって言えって言ったのはお前だろう?」
言う通りにしてやってんだから喜べよ。
「…その時の自分を呪いますよ」


4
「…なぁーんて、昔は可愛かったのに」
どうして、こんな可愛くなくなったかなぁ。
「なんですか?新宿さん」
「なぁ、副都心」
好き好きだーい好き。
「ありがとうございます」
「なんだよ、そんな喜んで」
今日はエイプリルフールなの忘れたかぁ?
「覚えてますよ、ちゃんと嘘だって知ってます、でも、嘘でも貴方に好きと言ってもらえるのがうれしいんですよ」
今の僕はね。
「ち、可愛くねぇ」
なんでそんなに可愛くなくなったんだか。
「それは貴方に鍛えられたせいでしょうねぇ」
「けっ!自業自得だってかよ」
「そうですよ?本当に好きな相手には嘘でも好きっていえない貴方のせいです」だから、僕は嘘でもいいんです。
「…なんのことだかわかんねぇな」
「そうですね、ねぇ新宿さん、新宿さんの沿線は今時期桜が綺麗なんでしょう?」案内して下さいよ。
「うっせ、行きたきゃ自分一人でいけ、自腹で運賃払ってな」
けけ。
「あれ?聞いた話じゃ奢りだったっ「それ以上わけわかんねぇ事しゃべってるとその良く回る舌根本から切り刻むぞ」
「じゃあ、自腹で払いますから一緒に」
案内いらないですから隣にいてください。
「勝手にしろ!」
「はい、勝手にします」
きっと綺麗でしょうねぇ。



昨日のエイプリルのメトロさん。まだ続くかも。
どうしたのだろう、もしや並んでる間に痴漢にでもあったのか、おのれそのプレイはまだ次のお誕生日に取っておこうと楽しみにしてたのに何処のどいつだそんな羨ましい事をしやがったのはこの鞭の露にしてくれんとコンマ0秒もかからぬうちに脳内劇場で再生された『あなたを白くそめてあ・げ・るvイケないホワイトデイ~お菓子売り場は危険がいっぱいとっぴんぐはぶっかけ生本番』に憤りと鼻血をかろうじて押さえている自分の苦労など思いもせぬ相棒の

「一番小さいのしか買えなかった…」
なんであんなに高いんだよぅ。

しょんぼりとうなだれたその頭と尻に犬の耳と尻尾の幻をみる。
腐っても高級ブランド、大衆化してもチロルがセキの山の相棒の財布には荷が勝ちすぎる。相棒の給料日前の財布の中身は空気の方が多い。
それでも一番小さい物であろうと購入したのは余程、あの上司から貰ったという品が忘れられぬのか。

どす黒い突風が心の中を駆け抜けた。

そんな事を許してたまるか。
相棒の心の中にはいつだって自分が占めていなくてはいけない。あの上司だろうが何だろうが、1マイクロミクロンたりと存在する者は許せない。
もし存在するならば…

悪名高き同僚の満員電車の車中で公開犬耳痴○プレイをしても飽きたらぬ!

可愛さ余って憎さ百万倍。渦巻く憎しみの暗雲を背負うその耳に

「ほんと上官、よくあんなのぽいぽい貰ってくるよなぁ」
あんまいっぱいあるからもっと安いかと思ってた。

やっぱ上官すげぇんだとしょげた中に興奮を隠せぬ声が届く。

「…は?」

珍しく間抜けな声を出した自覚はある。だがそんな事を気にしている場合ではない。相棒は今なんと言った。

「上越上官『が』貰った?」
上官『に』貰ったんじゃなくて?

らしくもない伺うような眼差しに、相棒は平然と
「ああ、上官『に』貰ったぜ上官『が』貰ったチョコを」
休憩時間に皆で。

あん時は誰がいたっけか、上越と信越は覚えているけど八高はいたっけかなと指折り数えるがそんな事はどうでもいい。
つまりは盛大なる自分の勘違い。あの見た目だけはそれなりの上司の本性を知らずにチョコを送る相手がまだ大量にいたらしい。それを甘い物を好まぬ上司が下に配っただけという、聞いてみれはただそれだけの話で、そんな単純な事に思いいたらなかったなど…

普段、自分の上司を恋は盲目と嘲っていたが、これでは上司を笑えぬではないか。

だが、しかし、それも仕方がないではないか。
彼処には人間ディスポーザーがいる。食料と名のつくものはそれこそ米粒一つでも必要なのは周知の事実。かのハラペコマチが走りだしてからというもの、食料の確保に躍起になった上官達にとって特にバレンタインはその年の東の予算をも左右するほどの大事なかき入れ時の筈なのに、それを外部に流出させるなどこれまでなかった話である。
もしや、コマチに何か起こったか。
とすれば…

チャーンス。

脳内の自分が口端を急な角度に引き上げる。

あの相棒の上司の守護神その2を自任するかの食欲魔神が不調ならばその隙をつき……

ふ、ふ、ふー。

あの上司にダメージを与える千載一遇の機会に脳内の自分が高笑いする声を聞く。

そうとも知らぬ何も考えない相棒が
「いつもはさぁ、秋田上官に全部上げちゃうんだけど、秋田上官にドクターストップがかかったんだって」
聞きたかった情報を垂れ流す。

よし来た相棒、それが聞きたかったのだ。

浮き足だつ心を押さえ

「へぇ、あの秋田上官がドクターストップなんてどうしたの」

何気ない風を装い決定的な答えを尋ね……

「うん、親知らず」
たまたま、治療がその日だったんだと。

すっこけた。

「麻酔が切れれば普通の食い物は食べてもいいらしいんだけど、一応抜歯だろう?チョコとか酒とかあんま飲み食いすると出血するかもしれないから、傷が塞がるまでは我慢させろって言われたんだって」

…頭の上から降ってくる声はすでに遠い。

「大変だったらしいぜー上官達、とにかく秋田上官からチョコ隔離するのに皆、各支社に貰ったチョコ集めてさぁ」
特に東北上官なんて、支社の自室に鍵5個もかけたって。
「で、賞味期限が早いのは俺らにくれて、まだ残るからどうしようって…あ?宇都宮何やってんだ?」
何か落としたか?

ーはい、私の野望です。

期待していた分ダメージがでかい。

立ち直れずに床に相棒との幸せ生活を探している自分の鼻孔が甘ったるい匂いを捉えた。
既に通路に充満しているのと同じ匂い、既に慣れた鼻が感じなくなった匂い、それが

「ほら、一個お前の分」
何か知らねぇけどこれ食って元気だせよ。

目の前に差し出されていた。
いつの間にか包装を解かれ蓋を開けられた小さな箱の中に黒と白の丸い玉が一つずつ、ちんまりと並んでいる……

「だって、これ君の…」
それは、相棒が薄い財布の中身をはたいて買ったものだ。買ってもいいとわかったら嬉しそうに駆け出して、でも、小さいのしか買えなかったとしょぼくれて……

二個しかない貴重なもの。

上司から貰って美味かったと言ったそれ。

そんなの貰える訳がない。

「いいよ、僕は」
君が食べればいい。
箱と相棒の顔を交互に見つめて横に首を降ると何を勘違いしたのか

「遠慮すんなって!いいんだよ最初っからそのつもりで買ったんだから」
美味かったから、お前にも食わせてやりたいと思ったんだ。

ぐいと鼻先につきつけてきた。
一層強まる甘い匂いに頭が一瞬くらとよろめいた。いやそれは単に匂いのせいだけなのか、それとも自分の予測だにしない相棒の言葉にか。
どちらにしろ……

だって今日は世話になってる相手にお菓子を贈る日なんだろう?一応さ、俺はお前に一番に世話になってるからさ。

「だから、お前に」

にっかと笑って差し出されるその笑顔に全て持って行かれた。

でも一個しか買えなかったから半分こな、あ、お前好きな方選んでいいぜ、一応お前にやるわけだから、こっちがオレンジなんとかが入っててこっちが……

楽しそうな説明も聞こえない。
だって、そんな、自分は勝手に疑って、勝手に怒って、勝手に凹んで……

こんな結末、全く予想だにしなかった。
いつだって、相棒の考える事は察しがつく、だが、相棒の行動は自分の考えを軽く飛び越えてしまう。そして……

「ホント、美味いんだから」
な!
飛び越えて、なのに、いつの間にか自分の隣りで笑ってる。
笑って、自分に手を差し伸べるのだ。
どこへも行く事も無く。

いつだっていつだっていつだって……

この世に自分の存在を認識してからそれは変わらない真実。

どんなに時代が変わろうと、どんなに世界が変わろうと。

この相棒だけは変わらない。

真っ黒な自分の世界の中、ただ一つ真っ白な光……

眩い光から目を背け、突き出された小さな箱を見つめる。
昔の客車のように小さな箱の中に仲良く並んだ黒と白。
丁度自分たちのようなそれ。

この箱のように小さな世界ならば二人っきりでいれるのに、きっとこんな風にいれるのに、自分たちを取り巻く世界はもっと大きくて、満員電車のように沢山の人がひしめき合って、とても二人っきりじゃいられない。
だから、怖くて、相棒がいつか他の相手に盗られるんじゃないかと、他の相手を選んでしまうんじゃないかとある事ない事疑ってしまう。
だけど……

二つっきりの小さな世界から顔を上げれば、そこには太陽のような満面の笑みの相手。

脳内ではない、現実の自分の唇が引き上がる。

「じゃあ、お言葉に甘えて……」
黒い方に手を伸ばせば、相棒は途端に眉を下げる。
どっちでもいいとは言った物の、相棒は白いチョコよりも普通の方が好きで、だが言った手前、そっちがいいとは言えない相棒の困った顔に、胸中にわだかまっていた黒いもやがすうっと晴れる。

ああ、この相棒には敵わない。

くつくつ笑いながら白い方を取れば、あからさまに安心したように顔をほころばせる相棒に
「でもそれ、高崎の苦手なビターだけど」
あーあ、折角僕が気を使ってあげたのに。
にっこり笑って種を明かせば、情けない顔で
「えー!そんなぁ!」
宇都宮ぁ!

縋るように訴えるその眼差しに笑ってしまう。

二人っきりではない世界には他の他人も大勢いて、でもその中で自分の隣りにいてくれる。

ーそれって凄いことだよね?

今はそれだけでよしとしようと「仕方がないなぁ高崎は」立ち上がりざま呆れたフリで白を戻して黒を取れば、「やったぁ、好きだぜ宇都宮」と相好を崩した相棒がその意を知らぬ言葉を使う。

ー僕なんか愛しているよ。

このチョコと同じ位真っ黒にとろける程に君を君だけを……

うめぇ!とさっさと白を口に放り込んだ相棒の感極まった声を聞きながら黒を口に含めば、この想いそのもののような味が舌の上で溶けて喉奥に落ちて行く……

宇都宮はゆっくりと自身を満たすそれを飲み下した。
















…嘘は言っていない。微妙にある部分を黙り拡大解釈しただけだ。
だが、それだけで相棒はきらきらと目を輝かせ
「それって男でも大っぴらにお菓子が買えるって事か!」
やったと小さく拳を握って喜んだ。

そこまでは言っていないそこまでは。

よくもまあこんなに都合良く解釈出来るものだと感心するが、その方が面白いので、まあねと肯定してやれば、
「じゃあ俺あそこ!あそこの買ってくる!」
こないださぁ、上官から貰ってすっごく美味くてさぁ。
なにぬねの。

止める暇もあらばこそ。

もういっぺん食べたかったのだと国民的怪獣と間違えた高級チョコのブースに向け突撃する背に
「ちょっと高崎、それいつ…」
沸き起こる嫌な予感に自分としては珍しく焦りを隠せぬ声をかければ
「こないだ!」
バレンタインの時!
振り返りもせずとんでもない答えが返ってきた。

なんだそれは。

あの上司の動向ならば手のものに根こそぎチェックさせている。今年は自分の上司に上司の好物の菓子を贈っていたはずなのは間違いない。なにせその上司にうざいほど自慢されたのだから。
それをそれよりも本命っぽいチョコをいつの間にか高崎にくれてやっていたなど…

手のものの報告にも、高崎の素振りにも不振はなかったから気づかなかった。

これだから油断がならないのだと、北西の方向に向け呪いをかける。

とりあえず、手のものは某ハラペコマチか自分の上司の親衛隊、どちらかの巣に投げ込んで高崎にはその状況をゆっくり躰に聞こう、今夜と言わず今からと決意を固めるその目の前に、
「ただいまー…」
走り出した時の勢いは何処へやら、相棒はしょぼくれて帰ってきた。
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