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末期日記新装版
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鉄の隅から今日は。
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 電車に乗ってる間だけはどんなドジも踏めないらしいうざきさん。そりゃ流石にね。身動きとれなきゃ何も出来ないよ。というわけで何とか無事に会場に着いたぞ!そこでうざきが見たものは!







 「なあ、妹よ、ここはコンビニなのかい?それともアニメショップなのかい?」
「ここはね、コンビニという名のアニメショップなんだよお姉ちゃん……」
国際展示場駅となりのサンクスの店頭はアニメショップと化していた。フィギュアの山とデュララのしずちゃんいざやくんのお二人の等身大ポスターがお出迎え。
商魂タックマシいよなーいつもながら!
感心しつつスタッフの人の誘導に従っていつも右に行く道を今日は左に向かって突き進む。うーん初めてだーうざきさんはいっつも一般参加だから行列ではプロだが、サークル参加は勝手が分からない。
「やぐら橋の閉鎖は8時45分です。お急ぎ下さーい!」
というスタッフの声に隣の妹さんにお伺いする。
「はて、妹さんや、やぐら橋ってどこだい?」
「階段上がって広いとこだよお姉ちゃん」
「さて、妹さんや、そこが閉鎖されたらサークルさんはどこから入るんだい?」
「東館の方に回ってこっそり入れてもらうんだよお姉ちゃん」
「ふーんじゃあ、ここが閉鎖されたら……」
「めんどくさいねー」
「げ、後五分じゃないか急がなくちゃじゃないか!」
早く階段上って、いや荷物あるからエスカレーターか!
事に重要性に気付いたうざきは慌ててエスカレーターに向かおうとしたがエスカレーターの前には……使用禁止!の文字が
「妹さん妹さんエスカレーターが使えないよ!荷物はどう運べばいいんだい!」
「落ち着いてお姉ちゃん。荷物はね、このスロープを使って運ぶんだよ」
さあ、私の真似をして!
皆様ご承知のあの大階段のど真ん中のスロープにコスプレ衣装を詰め込んだカートで果敢に挑むクライマー妹。おお!流石サークル入場はお手の物!どれ私も……と後に続こうとして、
がっこん。
あ、車輪がスロープから落ちた。ひえー!なんとかスロープにカートを戻そうとするが、一度外れた道に戻るのは人生でもスロープでも同じなのか中々上手く行かない。根性でずり上げようとしていると
「大丈夫ですか?お手伝いしますよ」
救世主が現れた!可愛いお嬢さんがよっこいしょと持ち上げてスロープに戻してくれてあまつさえ押してくれた!あ……
「ありがとうございます…」
人の情けが身に染みるのはこんなとき。泣いてなんか無いぞちょっと汗が目にしみただけだい!
そんなお嬢さんの助けを借りてどうにかスロープのコツも分かったのでお嬢さんに御礼を言って後はうざき一人でえっちらおっちら、ひーこらひーこら。ふっと思った事があったので前を行く妹さんに言ってみた。
「ねえ、これ途中で荷物手を放したら下の人……ヤバくない?」
「ヤバいねーだから、根性で手を離しちゃいけないんだよ」
いやいや、事故だってあるだろよ!でもコミケはお互いの相互扶助で出来てます。他の参加者の為にも根性で運び上げるのがコミケット精神というものなのだろう。深いなーと感動しつつもあるお話をおもいだす。
「……ギリシャ神話でさー地獄に落とされた王様が延々坂を重たい岩を転がして上ってくんだけど、途中でどうしても落っこちちゃうんだよね……」
これってそれに似てるねー
「そだねー」
と無駄話でもしとらんとやっとられんよ!と脳内で叫びつつ坂を上り切ったうざ姉妹。なんとか橋の封鎖の前に橋を渡り切れたようです。はあ。良かった。
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