末期日記新装版
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ついているといわれれば東の筆頭様ほどついている男はそうはいないだろう。
そういわれるほどに筆頭の強運は神がかっている。
くじを引けば必ず一等、アタリ付きのアイスは必ず当たり、駄菓子屋の冷凍ケースの中身を空にした事があるとかないとか。
来場者何人記念とかで頭の上でくす玉を割られるのはしょっちゅうだし、レストランにいけば、必ずサービスデイ、財布を拾えばお礼の三割が札束だったり、いつぞやなど、指輪を拾って交番に届けたら、親の形見だありがとう今時珍しい誠実な男だ、お礼に是非娘をもらってくれと、落とし主の大金持ちに見込まれて迫られた。
当然おみくじは大吉オンリー。だから、おみくじとはそういうものとと思っていたとかいないとか。
ピノはハートが入っていて当たり前、コアラのマーチは全て眉毛、チョコボールは常に金のエンジェルなので、その気になればおもちゃの缶詰が歴代コンプリートできただろう。
あくまでその気になったらなのは当人がポッキー党のためである。
ポッキーが当たり付きなさぞ大変な事になっただろう。
そんな筆頭様であるが、何事も知らぬは当人ばかりと良くいうように、当人にはついてる自覚がまるでない。
なので、偶々その日のおやつ時にそのような話題になって同僚達の話の種になった際にも首をかしげるばかりであった。
はて?周りはそういうが、それは一体どういう事か。
自分だってちゃんと強風で遅延したり、トラブルで停まったりすることもある。こないだだって沿線火災で運休したばかりである。
そう、真面目な顔で隣に座る相方に訴えた筆頭様だが、相方はその秀麗な顔を皮肉に歪めると
「これだから、ついてる奴は」
傲慢だねと吐き捨てた。
何故だろう、自分は当然の事をいっただけなのに。
筆頭様は益々困惑する。
ついているイコール運がいいと言うことならば、自分の希望が叶って初めてそういうのではないだろうか。いらないものをいくら貰っても嬉しくない。
ならば、そういう意味で彼が自分がついていたと思うのはただ一つ。
「お前…」
「は?」
「俺がついていたと思うのはお前と出会ってお前が…隣にいてくれた事だけだ」
他には別に…と続けようとした言葉は
「げっ、上越」
「ちょっ!ちょっとぉ」
熱い飛沫と漂う香ばしい香りに阻まれた。
ぽたぽたと垂れる熱く黒い飛沫は彼の頭から垂れている。
「大丈夫か東北!」
ほらこっち来い!
額から頬を伝い顎に流れるそれを拭う事もせず自分を見下ろして立つ相方の憤りに満ちた顔を呆然と見上げる彼にその場で唯一、彼より目上の同僚が乱暴にタオルを被せ強引に立たせて最も近い水場に連れて行こうとする。
「ちょっと上越やり過ぎだよ」
残る同僚達が心中の炎に焙られるように肩で息をつき燃える瞳で彼を見据える相方を勇めようとするが
「うるさいっ!」
僕は悪くない!
朱鷺の一声、叫びを残し、その憤りのまま足音高く去って行く後ろ姿を、存外強い引きずられ見送りながら、ああ、自分は相手が飲んでいたコーヒーをぶっかけられたのだと彼は漸く気がついたのだった。
こないだのついているついていないについてのお話、東北バージョン。
さて、ウチの筆頭は一体何回えったんに頭から何かをぶっかけられているでしょう。
…マンネリですみませんすみません!
そういわれるほどに筆頭の強運は神がかっている。
くじを引けば必ず一等、アタリ付きのアイスは必ず当たり、駄菓子屋の冷凍ケースの中身を空にした事があるとかないとか。
来場者何人記念とかで頭の上でくす玉を割られるのはしょっちゅうだし、レストランにいけば、必ずサービスデイ、財布を拾えばお礼の三割が札束だったり、いつぞやなど、指輪を拾って交番に届けたら、親の形見だありがとう今時珍しい誠実な男だ、お礼に是非娘をもらってくれと、落とし主の大金持ちに見込まれて迫られた。
当然おみくじは大吉オンリー。だから、おみくじとはそういうものとと思っていたとかいないとか。
ピノはハートが入っていて当たり前、コアラのマーチは全て眉毛、チョコボールは常に金のエンジェルなので、その気になればおもちゃの缶詰が歴代コンプリートできただろう。
あくまでその気になったらなのは当人がポッキー党のためである。
ポッキーが当たり付きなさぞ大変な事になっただろう。
そんな筆頭様であるが、何事も知らぬは当人ばかりと良くいうように、当人にはついてる自覚がまるでない。
なので、偶々その日のおやつ時にそのような話題になって同僚達の話の種になった際にも首をかしげるばかりであった。
はて?周りはそういうが、それは一体どういう事か。
自分だってちゃんと強風で遅延したり、トラブルで停まったりすることもある。こないだだって沿線火災で運休したばかりである。
そう、真面目な顔で隣に座る相方に訴えた筆頭様だが、相方はその秀麗な顔を皮肉に歪めると
「これだから、ついてる奴は」
傲慢だねと吐き捨てた。
何故だろう、自分は当然の事をいっただけなのに。
筆頭様は益々困惑する。
ついているイコール運がいいと言うことならば、自分の希望が叶って初めてそういうのではないだろうか。いらないものをいくら貰っても嬉しくない。
ならば、そういう意味で彼が自分がついていたと思うのはただ一つ。
「お前…」
「は?」
「俺がついていたと思うのはお前と出会ってお前が…隣にいてくれた事だけだ」
他には別に…と続けようとした言葉は
「げっ、上越」
「ちょっ!ちょっとぉ」
熱い飛沫と漂う香ばしい香りに阻まれた。
ぽたぽたと垂れる熱く黒い飛沫は彼の頭から垂れている。
「大丈夫か東北!」
ほらこっち来い!
額から頬を伝い顎に流れるそれを拭う事もせず自分を見下ろして立つ相方の憤りに満ちた顔を呆然と見上げる彼にその場で唯一、彼より目上の同僚が乱暴にタオルを被せ強引に立たせて最も近い水場に連れて行こうとする。
「ちょっと上越やり過ぎだよ」
残る同僚達が心中の炎に焙られるように肩で息をつき燃える瞳で彼を見据える相方を勇めようとするが
「うるさいっ!」
僕は悪くない!
朱鷺の一声、叫びを残し、その憤りのまま足音高く去って行く後ろ姿を、存外強い引きずられ見送りながら、ああ、自分は相手が飲んでいたコーヒーをぶっかけられたのだと彼は漸く気がついたのだった。
こないだのついているついていないについてのお話、東北バージョン。
さて、ウチの筆頭は一体何回えったんに頭から何かをぶっかけられているでしょう。
…マンネリですみませんすみません!
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