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末期日記新装版
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さて、気を取り直して、青森分隊の衣装アンケートにご協力頂き、真に有り難うございました。
大変イロモノな企画でありながら、ご応募いただいた皆様、どうも有り難うございました。
さて、気になる結果の程は……



 
トンテンカン、トンテンカン
軽やかな槌音が北の大地に響き渡る。
ここは本州の北の果て。もうすぐすぐに人々が39年の長きに渡り待ちわびた東北新幹線全開業を明日に控えた。新青森駅構内である。
しかし、開業はもう明日。工事など既に終わっている筈なのに、一体この槌音はどこから聞こえて来るのかと、耳を済ませば……それは、まだ出来たばかりのホームの下から聞こえてくるよなこないよな。そして、その音を追って行くにつれなぜかどんどんと気温が上がり、そして、ふん!ふん!という熱気の籠った掛声が謎の歌声と槌音と相まって絶妙のハーモーニーを展開していた。
その歌声とは
♪とーほくじょーかんのためなら、えーんやこーりゃもひとつオマケに……
「まーいらぶとーほーく♪」
一糸乱れぬ見事な和声。その歌声を
「諸君!栄えある初代東北抱かれ隊新青森分隊員諸君!我らがこっそりこのホーム下に制作中の分対秘密基地の作業状況はどうかね?」
堂々とした体躯の異丈夫がそれに見合った朗々たる低音で制し、問いかけた。
身に纏ったJ◯東の金の縁の光る制服はその下の鋼の筋肉に押し上げられはち切れんばかりである。
すると、
「は!我らが栄えある初代東北抱かれ隊新青森分隊長殿!作業状況は順調、今夜半中にも完了する予定であります!」
やはり、筋肉ではち切れそうな作業服を身につけて作業に当たっていた職員達が手を止めて敬礼して答えた。
こっそりもなにもこんなに音をガンガンさせてたらばればれじゃん!とツッコム人間はここにはいないし外にはコイツらにそんな事をツッコム勇気のある人間は元よりいない。
何故なら彼らは抱かれ隊。
そう!到頭、39年間奴らの汚染を許さなかったこの清らかなこの雪の大地にも魔の手が忍び寄ってきたのである。
……全然忍んでないけれど。
職員の報告を聞き、新青森分隊初代分隊長は満足そうな頷きを返すと
「宜しい諸君、ならば東北上官だ。明日よりこの新青森駅は全東北抱かれ隊の最前線となる。この秘密基地より、東北上官の一挙手一投足をお守りし……全東北抱かれ隊の支部に24時間ライブ中継するのだ!」
拳を高く掲げ宣言した。
作業の手も歌声も止めていた職員……モトイ隊員達は、高潮した表情で分隊長の言葉を聞くと
「大変な作業ですね、分隊長!」
近くにいたまだ歳若い隊員が興奮した声で分隊長に問いかけると
「ああ、だが、名誉ある役目でもある。そして我が初代新青森分隊員諸君ならば、期待以上の働きを見せてくれると信じている」
隊員に対する真の信頼の籠った言葉でもってそれに答える彼らの分隊長の姿に、隊員全員が尊敬の念を再び抱いた。
「我らが栄光の初代新青森分隊長殿に敬礼!」
自然かかる号令に北の大地の厳しい自然にも負けぬ男達が熱き礼を取ると、分隊長は堂々と同じ礼を返した。一人一人の顔をじっと見つめる。
これからだ、これからこの北の大地に負けず熱く魂を燃やして来た男達と新しい時代を作る。
津軽海峡も沸騰させるような熱い時代を……
その予感に、思わず脳内の未来日記に彼らの愛たる男とのウェディングを書き込むが、今切るべきは純白のウェディングドレスでない。
「さて、諸君。作業も重要だがそろそろ我が愛の一番星、明けの明星地上の星たる東北上官が明日に向けお見えになる頃だ。新青森分隊初めての重要任務である」
そう、今、彼らが身に纏うべきは、彼らが愛を示す為の戦闘服!!
「全員、晴れの舞台に備え、正式な隊服に着替えお出迎えの準備をしたまえ!」
東北抱かれ隊、新青森分隊出撃である!!全員、我に続け!!
「My First Love 東北!」
「We First Love とうほーく!!」

隊長の掛声と共に、一斉に男達が駆け出した。


一方、明日の始発列車となるE2に乗り、新たなる始発駅に向かう東日本の筆頭は、漸くここまで来たという感慨で胸が一杯だった。
全開業を果たすまで39年。
それまで二転三転し、あわやご破算となった計画が実現しやっと彼に並ぶ事が出来るのだ。
先程別れたばかりのヒネクレタ彼の顔を思い浮かべる。

何だか、つんけんと投げやりな感じであったが、一応おめでとうと言ってくれたし、彼が明日の全開業について複雑な思いを抱いていたのは知っているから仕方が無いかとも思う。
それでも、自分はずっとこの日を待ちわびていていたのだ。
何故なら、辿り着かねば自分は完全ではない。
途中で挫折してはあれ程の犠牲を払っても全通して開業した彼の隣に安穏と立つ事など出来ないと思っていたなど、言っても彼は信じようとしないし分かろうとしないだろう。

確かに工事に色々あって開業が遅れたのは間違いない。
その事が負い目になっているのも知っている。
だが、それでも自分や長野と違い最初から全通しての開業なのだ。半年開業が遅れようが、距離が短かろうが全開業したのは彼の方が先なのだ。全開業するのは自分の方が後なのだ、28年も遅れたのだ。それが自分の負い目になっていたのだ。
そんな事はおもいもすまい。
先の無い自分に比べ先のある人はいいねと何度も言われた。しかし、一つ延伸する度にここまでなのか、これまでなのか、自分は本当にあの北の果てに辿り着けるのかとずっと不安だったのだという己の気持ちも知りはすまい。

それはそれで良いと思っている。
己の恋しいあのヒネクレタ片割れにはそんなみっともない自分は知られたくはないのだ。

だが、それもこれまでだ。明日、あの駅から走り出し、そして、東京で待つ片割れの隣に立って堂々と告げよう。
これで、漸くお前と並ぶ事が出来た。と……
そして、この気持ちを渡すのだ。ずっと思っていた言葉と共に……

その為にも、明日の開業を成功させねばと眉間の皺を一本増やして気合を入れ直したその時

全身を凄まじい悪寒が駆け抜けて行った。

もう殆ど、ニュータイプなアレである。
そして、鈍臭そうに見えるが彼はこの手の予感を外した事が無い。
なので、慌てて、運転室に行くと運転手に
「止めろ」
と命じた。
もしかすると片割れを襲ったのと同じような厄災の前触れだと思ったのだ。
しかし、
「もう、新青森に到着します」
敬愛する上官の命ではあるが、計器は何の異常を告げていない。それにもう駅に到着するので減速をしている。ならばこのまま自然に止まるのを待てば良いのではないかと告げる運転手に
「良いから止めろ」
と重ねて命じるが、上司の異常を感じやって来た車掌も間に入って、止めろ止めないと揉めている間に、ゆっくりと車両はホームに侵入して行く……
ホームには初めて新幹線を己の駅に向かい入れる喜びに、ピンと背筋を伸ばし敬礼をして待つ職員の姿……
白い制服姿の駅長がいる。
金の縁に灰色の制服姿の職員がいる。
作業服にヘルメット姿の作業員がいる。
その人々の群れの中に…
「あ、アレはなんだ!」東北とすったもんだしていた運転手がそれを見つけた。

それは、一際立派な……いや、はっきりマッチョな体型の一団
それは、ばっと己達の制服に手をかけると、一気に脱ぎ捨てた。

「東北上カーン!!ようこそいらっしゃいましたー!!」

たかだかと舞い上がる灰色の制服の下、まぶしい北の大地そのものの色を移したその衣装は!!

「ひえええええええええ!!!!」

運転手と車掌の悲鳴が上がり、E2がそれ以上進むのを拒むように止まった。

「私達が、貴方に恋をしまーす☆」

白、白、白。
それは、全てを覆い隠す雪の色。
それは、純潔を表す清らかな色。
全てを愛する相手に捧げる為の誓いの色。
ー貴方色に染めて欲しい。

そして、その白が形作るは、神が全ての病める者を救えと地上に差し向けた慈悲の天使達の纏うべき衣装。
そう……ソレは病める者達がいる場所に存在すべきであって、こんな場所にいるべき存在ではない。
こんな場所で纏うべき衣装ではない。
そもそも、あんなマッチョが纏うべき衣装ではない!
それは!!

オッサン達最後の夢と希望とロマンの砦!

真っ白な白衣を纏った女医さん&ナース軍団だ!!

「お注射痛く無いですよー」
「最初ちくっとするだけですよー」
絶対嘘だ!と分かる台詞を吐きながら、巨大な注射器やら、聴診器やら、謎の器具を構えた、むっちんむっちんではち切れそうなナースルックの隊員どもがにじり寄り、

先頭のムッキムキの巨躯に女医さん白衣一枚を纏った新青森分隊長が、
「東北上カーン!さあ!我々の胸に飛び込んで来て下さーい!!」
真っ赤なハイヒールを履いた白いタイツから臑毛が飛び出す足をフンと踏み出し

「「「「「「さあ!!」」」」」

一斉にばっと胸をはだけると、そこには厚い胸板だけでなく……

鮮やかな色彩のがあった。花と見まごうそれは……

♪つーけーたーつーけーたー男がブラをー
なーらんだーなーらんだーあーかーくーろーぴんくー
どーのーぶーらーみーてーもー
めーがーくーさーるー♪


……どんなに微笑ましい同様で誤摩化そうとしても誤摩化しきれない!
間違いなく、人類史上最悪であろう光景に、

どんな困難も耐え忍び39年の月日をかけ漸く全開業の日を迎えたもうすぐ最長、もうすぐ最速、未来と美人の恋人とのにゃんにゃんを約束された無口だけど男前の筆頭は……

止まった車両がゆっくりと動き出す。
E2は、東北は、来たときと同じく堂々と……

「どうなさったんですか!東北上官!!」
「我々は!いえ、新青森はここなのですよ!!」
「カンバーック東北ー!!」



……堂々と、逃げ出した。


そして、手前の七戸十和田まで後退した車両の車掌室にお籠りした筆頭をサルベージする為にヒネクレが呼ばれるまでの間。
「にげちゃだめだにげちゃだめだにげちゃだめだ……」
とどこかで聞いたような台詞が車掌室から聞こえつづけたそうである。

合掌。











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さて、思ったよりも暖かな今日、皆様如何お過ごしでしょうか?
只今、工事中の帝国首都のホームにおりますうざきです。
こー西武さんちの職員さんがお年よりを案内してるのが微笑ましいです。
ホームの屋根を直してるのですが、大きな屋根を作ってから古い屋根をちょっとずつ壊しているのですが、新しくなった部分が明るくなってヨソのホームに来たみたい。乗り換えの時に降り忘れそうなのが困りもの古い木の柱が無くなるのも寂しんぼ。

おいといてー

さて、世の素敵なサークル様方が冬の新刊をかきこしてるというのに、どんくさいうざきは先日の流れ星話を漸く書き上げましたよし。思ったより長くなったし、そろそろ気分を変える為、blogではなく、ちと拍手お礼にしてみましたよ。
ちょっと夏に書いた花火ネタの続きっぽい?
ほのぼのを目指したのにやっぱりしんきくさいのは、まあ、書いたやつがやつだからと笑ってよろしくして下さると有難いです。

では、皆様今週も頑張って下さい。
本日、全ての通販予約者様への発送が終了致しました。今週中に届かない方はご連絡下さい。
途中つっかえる所もあり申し訳ございませんでしたが、お申し込み頂き有り難うございました。m(__)m

尚、予約者様の通販が終了致しましたので、明日より通常の通販を再開させて頂きます。
フォームの再開まで一晩お待ち下さい。

宜しくお願い致します。
今日は生憎のお天気で、お出かけのかたはこんちくしょー お休みの方はやったね、もう一眠り。といったところでしょうがどちらにしても折角のお休みをご堪能下さい。只今、夢の国への電車の中のうざきです。
今日のうざきは、一昨日、擬人化でお疲れなk様とm様に付き合ってもらってドキドキ夢の国ツアーなのであります。
ふ、外道と呼びたきゃ呼べー!

それはさておき、先日の擬人化王国では皆様、本当に有り難うございました。
でも、あまり本人はスペースおらず、もっぱら妹と急遽お誘いした某S様に売り子を任せておりました。
s様とは、バレンタインのお話のモデルになったお嬢さん。拍手を着けるきっかけにもなってくれた方。
そんな人達に売り子をまかせてひと安心だったのですが…
ちょっと当人、今になってちと寂しい気分。
ちぇやっぱり、自分でお客様にお渡しするのが楽しいよなー
この我が侭者め!

なので、次はちゃんとサークルチェックして妹に買い物を行かせようと目論んでいる酷い姉です。
だが、今回売り子用に作っただるまるエプロンはアイツの方が似合う。
ぬう、どうしよう。
来て下さった方はご覧になられたかも知れませんが、姉のお手製だるエプロンを着けた売り子がかの妹さんでありました。
ね?姉の欲目じゃないけれど可愛かったですよね?

でもね、先にアイツの真の年を知った友人が一言
「化け物…」
と言っとりましたのですよー
昔から老け顔のうざきと並ぶと姉妹というより…親子。
ですが、化け物だろうがだるだろうが、どっちみち、妹はこき使うんだね?お姉ちゃん?

…うん

そんな全妹連に後ろから刺されそうな本人がどこにいたかというと…お買い物と「うざさん何してんのー」「お留守番」
…よそ様のお留守番してました。テへv
あっちこっちチョロチョロしてた神出鬼没のうざきに知った方が呆れてたような…
なので実に勝手な言い草なのだー
分かってるよ!

来て下さった方、ごめんなさい&有り難うございました。
今回も一杯差し入れとかお声とかかけていただけて嬉しかったし、妹さんもちゃっかり「楽しかったよーお姉ちゃん」などと言っておりました。

新刊がそのお心に値する事を祈っております。

では、皆様今日1日で擬人化の疲れを癒して下さいませ。
 絶賛修羅場中のうざきです。
ただ今締め切りまで後四時間
なので……
皆様ご免なさい!本日は何も出来ません。
うう悔しいよー

でも本は出ます必ず出ます!
この本を上官のお誕生日プレゼントのかわりにするのだ!

A5 76P 擬人化王国新刊は

「聖夜ー上越上官のMerryX'mas」
でございます。

これは去年のクリスマスに限定でupした物に加筆した物になります。つまり再録本なんだけど……
どうしてこんなに時間がかかっているのだろう……
それはまた、つまらないところに凝ったから……
誰得じゃない、今回は僕得!


よし、宣言したぞ後戻りは出来ん!

それでは皆様、私のかわりに上越上官のお誕生日をお楽しみ下さい。
うざきは!ふぁいっと!

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